【入院準備リスト】一週間以上の入院に必要な持ち物をチェックしましょう

病院からもらう「入院準備リスト」には健康保険証、着替え、筆記具など必要最低限の持ち物しか載っておらず、入院生活を送るうえで自分にとって必要な物は実際に入院してみなければ分かりません。
いざ入院してから「あ!あれも必要だ!」と気づいて何度も家族や知人にお願いするのは少し申し訳ない気分になりますよね。
そこで今回は突然の入院で何を準備したらいいか分からない方に向けて1週間から1ヶ月程度の入院生活のためのチェックリストを用意しました。
チェックリスト
入院時に必須のアイテム
まずは入院に必要なアイテムをご紹介いたします。ないと手続きがスムーズに行えないことがありますので、忘れずに持っていきましょう。
■保険証
保険証がないと一時的に医療費が全額負担になってしまいます。
■服用中の薬とお薬手帳
「服用中の薬」
通院などで普段服用している薬がある場合、入院のときに必ず持っていきましょう。もし忘れてしまうと入院する病院で用意できなかったり処方されるのに時間がかかったりする可能性があります。
「お薬手帳」
お薬手帳に記載されている内容から、薬の種類や量の変化など、過去の服薬状況を把握することができ、医師が薬を処方する上でも大切な役割を果たします。
入院中、どのような薬を服用していたか記載されるため、退院後に医療機関を訪れる際、医療機関同士の連絡がスムーズになります。
■筆記具
黒のボールペンは最低でも1本用意するようにしましょう。申込書や同意書などの書類を書く際に必要になります。
■印鑑
申込書や同意書などの書類に押印が必要なので必ず持っていきましょう。
■お金
ジュースやお菓子、足りない備品を購入する際やテレビが有料の場合必要になります。自販機やコインランドリーでは紙幣が使いにくい場合があるので小銭を用意するのがおすすめです。
入院に必要な一般品
こちらも入院には欠かせないアイテムの一覧です。入院日数などに応じて必要なものをしっかり用意しておきましょう。
■着替え・タオル
着替えやタオルは何枚か予備を用意しておくと何かと便利です。タオルはハンドタオルかフェイスタオルのサイズのものが良いでしょう。
■洗面用具・歯ブラシ・コップ
歯ブラシや歯磨き用のコップは病院には置いてないことが多いので、持参するようにしましょう。
<小物類>
■ストロー付きコップ
横になった状態でも飲み物を飲みやすいストロー付きのコップもあれば便利です。特にフタ付きのタイプは飲み物がこぼれにくいのでおすすめですよ。
■ビニール袋(持ち手つき)
複数枚用意しておくと、ゴミ袋や使用した衣類を分けておくのに便利です。また、入浴がある方は着替えを入れる袋としても活用できます。
■ミニサイズのトートバッグ
ミニサイズのトートバッグは売店に買い物に行くときや、病院からの書類を入れておくことができるので便利です。また、家族に洗濯を頼むときに衣服を入れておくこともできます。A4用紙が入るサイズのものが便利です。
■ティッシュペーパー
ティッシュペーパーは入院時に量を消費します。ポケットティッシュだけでなくボックスタイプのものを用意すると安心です。
■時計
時計がない病室もあります。具合の悪いときは秒針の音でも気になってしまう可能性があるのでデジタル表示のものがおすすめです。さらに夜間も時間の確認がしやすいライト付きのものだと、なお安心です。
■ひげ剃り・電気シェーバー(男性)
入院中、お見舞いに来てくれた家族や友人、医師や看護師と顔を合わせるときの身だしなみ用や、ひげをサッパリと整える気分転換アイテムとして使うことができます。刃物を持ち込めない病院が多いので電気シェーバーを持って行くのがよいでしょう。
■生理用品(女性)
病院内の売店で売っている場合もありますが、普段から使い慣れたものがあると安心です。
<暇つぶしアイテム>
■ラジオ・イヤホン
ラジオがあると、好きなラジオ局の放送を聞くことができます。また、イヤホンを使うことで同室になった方の迷惑にもならず、ラジオやテレビを楽しめます。おすすめはイヤホンのコードが2~3mあるものです。短いとテレビを見るときに使えないことがあります。
■携帯ゲーム機
ゲームが好きな方ならゲーム機を持ち込むこともおすすめです。ただし他の患者さんのご迷惑にならないように、必ずイヤホンを使用するか音を切って楽しみましょう。
■本
気になる本がある方は入院期間の時間を使って本を読むこともおすすめです。売店に本が売っていることもありますが、気になる本があるとは限りませんので、あらかじめ用意しておくことをおすすめします。
■ポケットWiFi
スマートフォンやタブレットで動画、ゲームを楽しみたくても、院内ではネット環境が整っていないこともあります。携帯電話の利用が禁止されている病室では利用することができないので注意してください。
あってよかった便利グッズetc
■ウェットティッシュ
手を拭くときはもちろん、お風呂に入れなくてもサッパリしたいときに使うこともできます。
■懐中電灯
消灯後の明かりが無いときにメモをしたり物を探したりするときに役に立つアイテムです。
■ストロー
病気やケガの状態によっては起き上がることが難しいケースもあります。しかしストローがあれば、横になった状態でも飲み物を飲みやすいので用意しておくと便利です。
■S字フック
フックを取り付けることでビニール袋を引っ掛けて簡易のゴミ箱にしたり、タオル掛けにしたり、袋をひっかけて薬を管理することができます。
■耳栓
同室の人のいびきや物音で夜眠れなくなることもあります。
■カレンダー
入院中は曜日の実感が薄くなります。カレンダーを準備することで生活にメリハリがついたり、残りの入院日数を数えたり、前向きな気持ちが生まれやすくなります。
■爪楊枝
病院には基本的に爪楊枝を置いていませんので、必要な場合は事前に用意しておくようにしましょう。
■耳かき・綿棒
耳の中が気になったときにすぐ手元にあると便利です。
■爪切り
入院中も爪はのびるのでこちらもすぐ手元にあると便利です。
入院生活を快適に過ごすために、身につけるものにもこだわろう
入院生活を快適に送るためには着心地の良いパジャマやインナー類、マスクの用意が必須といえます。
男女別におすすめのパジャマやインナー、マスクをご紹介いたしますので、どんなパジャマやインナー、マスクを持っていけばいいのか分からないという方は参考にしてみてください。
■パジャマ
被って着るタイプより前開きのものを選ぶと診察時や着替えのときに便利です。採血や手を洗うときにまくりやすいよう、ゆったりした袖口のもので、明るい気分になれそうな色柄のものがよいでしょう。
■はおりもの
室内は空調が効いて寒く感じるかもしれません。調節できる、はおりものは必須です。
■下着・インナー
締めつけの強い下着は避け、縫い目の刺激が少なく締め付けのやさしい商品を選びましょう。手術をしたときにも肌当たりがやさしくおすすめです。
・紳士
BODY WILD(ボディワイルド)AIRZ(エアーズ)ボクサー(前とじ)〈BWY900A〉

入院中はできるだけ身体に負担をかけたくありませんよね。そこでおすすめなのが、ウエストゴムをなくしたボクサーパンツのAIRZです。
AIRZは締めつけを感じさせず解放感と快適なフィット感を両立しているので、入院生活にぴったりのアイテムです。ウエストと裾がカットオフなのでベッドから移動する際に動きをさまたげません。縫い目も少ないので肌への負担も軽くできます。
・婦人
MediCure(メディキュア)【前開き】ハーフトップ〈NP1055〉

入院したときのブラジャーは前開きタイプのハーフトップが便利です。
脇やアンダーは切りっぱなしで、胸のパッド部分も縫い目がないので不快なチクチクを感じにくく、肌への刺激を軽減することができます。
KIREILABO(キレイラボ)【完全無縫製綿混】レギュラーショーツ〈KL2070〉

縫い目がない完全無縫製®で肌あたりがよく、転写プリントタグだから肌への刺激も少なめ、入院生活中を快適に過ごせます。切ってもほつれない切りっぱなしの生地なので術部の生地を切り取って着用される方もいらっしゃいます。うるおいの保湿「スキンタッチ加工」がお肌をやさしく包み込みます。
下着に関するお悩みを軽減するセルフケアサポートについてはコチラの記事をチェックしてください。
「乳がん患者様の皮膚症状のお悩みと下着によるセルフケアサポート」
■スリッパ・室内履き
UCHI-COLLE(ウチコレ)おうちスリッポン(レディース)〈ADM505〉

入院中も診察やトイレなどで院内を歩くケースもあるかと思います。かかとの無いスリッパだとパタパタと音がするので気を使うかもしれません。そんなときに便利なアイテムがおうちスリッポンです。
かかとはフィット感のあるストレッチ素材を使用しているので脱着しやすいのに脱げにくい仕様になっています。
足裏がすべりにくい素材なので、歩きやすく転倒しにくい設計です。
手洗いもできるので、汚れたときはすぐに洗って清潔な状態がキープできる点もポイント。入院生活だけでなく、授業参観や町内会の会議室なのどちょっとした上履きが必要な時にも重宝します。
メンズのおうちスリッポンは下記リンク参照
UCHI-COLLE(ウチコレ)おうちスリッポン(メンズ)〈ADM105〉
■マスク
肌着屋さんがつくった肌にやさしい布製マスク(男女兼用)〈MAS022A〉

入院中は長時間マスク着用が必要な場合が多いので不織布のマスクではつらいことも。
顔にフィットしやすい立体設計で肌に摩擦を与える箇所を少なくしています。
綿混素材で不織布よりも肌あたりが良く、肌への刺激を軽減します。耳にかける部分も綿混素材かつ切りっぱなし素材ので、長時間つけても痛くなりにくい仕様です。洗って繰り返し使用できるので経済的です。

接触冷感素材を使ったひんやりタッチの夏用マスクも入院生活におすすめです。こちらも切りっぱなし仕様で長時間でも耳が痛くなりにくく着用できます。
入院に必要なものについてよくある質問

最後に、入院に必要なものについてよくある質問を紹介します。
Q.入院に必要なものは何?
「入院時に必須のアイテム」と「暇つぶしアイテム」に分けてまとめています。以下を参考に持ち物を準備していきましょう。
<入院時に必須のアイテム>
■保険証
■服用中の薬とお薬手帳
■筆記具
■印鑑
■お金
■着替え・タオル
■洗面用具・歯ブラシ・コップ
■ストロー付きコップ
■ビニール袋(持ち手つき)
■ミニサイズのトートバッグ
■ティッシュペーパー
■時計
■ひげ剃り・電気シェーバー(男性)
■生理用品(女性)
<暇つぶしアイテム>
■ラジオ・イヤホン
■携帯ゲーム機
■本
■ポケットWiFi
Q.あると便利なものは?
あると便利なものは、以下のようなアイテムです。
■ウェットティッシュ
■懐中電灯
■ストロー
■S字フック
■耳栓
■カレンダー
■爪楊枝
■耳かき・綿棒
■爪切り
まとめ
今回ご紹介したアイテムは、1週間から1ヶ月程度の入院生活を過ごす方を目安にしております。入院の期間や季節によって追加するアイテムは変わります。また、入院中のアイテムは病院によって指定品や制約があるので医師や看護師の指示に従った上で、あくまで参考としてお考えください。
入院中は好きな色のパジャマや入院生活を便利にするアイテムを用意して、快適に過ごしましょう。