ヒリヒリ痛い…股ずれにお困りのあなたに!原因と予防アイテム・対策をご紹介!

歩くたびに太ももの内側が擦れてヒリヒリしたり、肌トラブルが起きたり、「股ずれ」に悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
中には、痛みで歩くのもつらいという方もいるかもしれません。女性なら本当はスカートをはきたいけど、股ずれのせいで諦めるなんて日もありますよね。今回はそんな股ずれの原因や症状・予防対策・対処方法などについてご紹介します。
そもそも「股ずれ」って?股ずれの症状

股ずれとは
股ずれとは、歩行時などに太ももの内側同士がこすれ合って、皮膚に炎症や痛みが生じる状態を指します。また、ズボンの生地がすれて穴があくなど、生地がダメージを受けてしまうことも股ずれと呼びます。
股ずれの症状
股ずれを起こすと、太ももの内側の皮膚に以下のような症状が現れます。
【股ずれで発生する症状】
・皮膚が赤くなってむけてしまう
・かゆみを感じる
・ひりひりと痛む
股ずれの原因とは?

股ずれは、以下のような原因で起きやすくなります。
①歩行時の摩擦
歩行時に太もも内側の肌と肌がこすれることが、股ずれの原因です。人は1日に約5,000歩~10,000歩程度歩いています。そのたびに肌と肌がこすれれば、何かしら皮膚に症状が起こっても不思議ではありません。特に肥満気味の方・太ももの太い方・X脚などで内股気味の方は、こすれやすく股ずれを起こしやすいと言えます。
②太ももの汗
汗も股ずれの原因の一つです。太ももの内側は蒸れやすく汗をかきやすい箇所です。汗によるベタつきが発生すると、肌と肌、または肌とズボンの摩擦が大きくなり、太ももの肌トラブルを引き起こしやすくなります。また、汗による湿気と摩擦が重なることで、ズボンの傷みも早くなります。
③股ずれになりやすい人
以下のような方々は、歩行時の摩擦で股ずれが起こりやすいと言えます。
・ぽっちゃり体型の方
・太ももが太い方
・X脚の方
・内股気味の方
また、サドルと太ももが干渉して摩擦が発生するため、自転車を頻繁に利用する人も注意が必要です。
股ずれになってしまった場合の対処方法

股ずれによって生じた肌トラブルは、放っておくとなかなか治りません。それどころか、毎日同じ部分がこすれることで、肌トラブルが悪化してしまうこともあります。股ずれの症状が起きたら、できるだけ早く対処しましょう。
①傷から菌が入らないよう清潔に保つ
股ずれが慢性化している場合、皮膚が少しずつダメージを受け続け、肌トラブルが悪化してしまう事があります。患部から菌が入らないように、清潔に保ちましょう。シャワーなどで洗った後は消毒をしたり、必要であれば絆創膏や傷パットを貼ったりすると良いでしょう。
②痛みやかゆみを和らげるには冷やすのが効果的
股ずれによる痛みやかゆみは、冷やすことで和らぎます。保冷剤をタオルやハンカチでくるみ、患部に当ててみてください。ただし冷やしすぎると凍傷になる危険性があるので、冷やしすぎには注意しましょう。
③皮膚科を受診する
肌トラブルがひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。皮膚科では症状にあわせた外用薬などの処方をしてくれます。股ずれは放置していると悪化するおそれがあるので、早めに対応することが大切です。
股ずれの予防・対策方法

一度できるとなかなか治りにくい股ずれ。一番良いのは、股ずれが起きないよう事前に予防することです。以下の予防方法を実践してみてください。特に、股ずれを起こしやすい肥満気味の方・太ももの太い方・X脚などで内股気味の方におすすめです。
①股ずれ防止クリームを塗る
薬局などで売っている専用の股ずれ防止クリームや、皮膚保護クリーム・ワセリンなどの滑りを良くする素材を太ももの内側に塗ると、肌と肌の摩擦が減り、ダメージ軽減につながります。歩行時間が長くなりそうな日は、あらかじめこういったクリームを使用してみるのも良いでしょう。
・股ずれ防止クリームの使用感って?
股ずれ防止クリームには、製品によって違いはあるものの、ベタつきの少ないジェルタイプが多くあるようです。柔らかいテクスチャーで伸びも良いものであれば、サッと塗ることができるでしょう。クリームは透明で塗ると表面がサラサラするので、ボトムスにつきにくく、嫌な張り付き感も軽減されると考えられます。
・股ずれ防止クリームの効果的な使用方法
股ずれが気になる太ももの内側に、少量を薄く塗り広げるのがポイントです。ただし、肌に水分がついていると、水で浮いてしまって密着力が弱くなるので、スキンケアや汗はしっかり拭き取ってから塗った方が良いでしょう。また、運動をしたり大量に汗をかいたりする日は、日中に何度か塗り直しをするとより効果的とされています。
②太ももにベビーパウダーを塗る
太ももの内側に汗をかくと、股ずれが起こりやすくなります。ベビーパウダーには汗を吸収する作用があります。太ももの内側に塗っておくことで、汗のべたつきによる摩擦を軽減でき、股ずれの予防になります。また、夏場など太ももの内側の汗蒸れやベタつきが気になるときにも、ベビーパウダーをはたいておくとサラサラに保つことができます。
③男性ならロングボクサーやステテコなど丈が長いものをズボンのインナーに、女性ならペチパンツや長めのボトムスをスカートやズボンのインナーに穿く
アウターのズボンが直接内ももの皮膚に当たったり、内ももがすれたりする事の無いように、長い丈のインナーパンツで物理的に太ももを覆うのも良い方法です。皮膚の摩擦をガードし、すでに起きている股ずれを悪化させないような対策になる場合もあります。さらに、生地が太ももの汗を吸ってくれるのでベタつきも軽減され、股ずれの予防も期待できます。
女性にはこういったアイテムがおすすめです。
ペチパンツ
ペチパンツは、ゆとり感ととろみ感のある素材でゆったりと履けるのが魅力 。ロングスカートやワイドパンツなどの下に着用するのがおすすめです。
スパッツ・レギンス
スパッツを下に履くと、肌同士が直接触れ合わずに済むので股ずれ予防に効果的です。薄手で汗をよく吸ってくれるタイプがおすすめ。スパッツ・レギンスと一口にいってもさまざまな丈のものがあるので、合わせるボトムスの長さによって変えると良いでしょう。
パンティストッキング・タイツ
ボトムスの下にパンティストッキングやタイツを着用するのも良い方法です。直接肌同士が擦れないので、股ずれ防止効果が期待できます。太もも部分にある程度厚みがあるパンティストッキングだとなお良いでしょう。下に穿いてもごわつきやもたつきがないので、ボトムスを選ばず、タイトなパンツやスカートなどさまざまなアイテムと合わせられます。
1.女性におすすめのボトムス

ADVANCE LABEL(アドバンスレーベル) フレアパンツ(レディース)
サラッとした吸放湿性に優れたフレアパンツ。ウエストと裾はフラットなきりっぱなしだから、ウエストの重なりが気になりにくく快適なフレアパンツです。スカートにもワイドパンツの下にもはける優れもの。
透け感のあるボトムスと組み合わせても可愛いコーデができそうです。

Tuché(トゥシェ)【ペチレギ】7分丈レギンス(レディース)
パンツスタイルならこちらがおすすめです。
汗によるベタつきや、ハリつき、静電気によるまとわりつきを抑える優秀アイテム。
1枚はけば、淡色のボトム着用時に気になる、下着の透け防止対策にも。

足底が綿になっていて、ムレにくく快適なストッキング。
ヒールやパンプスだけでなく、スニーカーにも合わせられる優れものです。
2.男性におすすめのボトムス

COOLMAGIC(クールマジック)ロングボクサー(前あき)(メンズ)
凹凸のある鹿の子素材がサラッと気持ちいいロングセラーのロングボクサー。
乾きやすい素材で汗がスラックスに染み込むのを軽減します。

COOLMAGIC(クールマジック)【100%天然冷感】 ニーレングス(前あき)(メンズ)
本体天然綿100%なのに、涼しく心地よい接触冷感インナー。
汗をしっかり吸ってムレにくく、洗濯を繰り返しても汗消臭力をキープする優れもの。
まとめ
一度できてしまうとなかなか治りにくい股ずれ。歩くたびに太ももの内側がヒリヒリしたり肌トラブルが起きたりするのは辛いものです。股ずれが起きやすいぽっちゃり体型の方や内股気味の方は特に、今回ご紹介した予防対策を実施してみてください。